Wink のヒット曲「愛が止まらない ~Turn It Into Love~」がユーロビートのカバー曲である事は有名ですが、そのオリジナルの曲について、取り上げてみたいと思います。
結論から言いますと、ズバリ
Turn It Into Love 「愛に走れ」/Kylie Minogue
が、オリジナルになります。
試聴あり
各シングルの発売日
愛が止まらない ~Turn It Into Love~/Wink:1988.11.16発売
Turn It Into Love「愛が止まらない」/Hazell Dean:1988.11.26発売
Turn It Into Love「愛が止まらない」/Kylie Minogue:1988.12.21発売
シングルの発売日だけだと、 Kylie Minogueが一番遅いリリースになりますが、この曲収録のアルバムを見てみると、
Kylie「ラッキー・ラブ」/Kylie Minogue:1988.07.25発売
Always「愛が止まらない」/Hazell Dean:1988.10.05発売
At Heel Diamonds/Wink:1988.12.01発売
この曲は、Kylie Minogueのアルバム Kylie「ラッキー・ラブ」の中で一番早く発表されていました。また、国内盤の発売当初の邦題は、「愛に走れ」でした。
続いて、Hazell Deanもアルバム Always「愛が止まらない」の中で発表しています。また、国内盤の発売当初の邦題は、「恋に魔法を」でした。
どちらも、Winkのカバーが決まった後、邦題が「愛が止まらない」に変更されています。
Hazell Deanのシングルには、「愛が止まらない/ウィンク 」の本家オリジナルと記載されていますが、Kylie Minogue のアルバムよりも後なので、こちらもカバーになります。
Hazell Deanの曲は、海外でシングル・カットされ、ロング・バージョン等の複数のミックスが存在し、国内のディスコ・シーンでもヒットしました。
Kylie Minogueの曲は、オリジナルでありながら、海外ではシングル・カットされず、日本だけでWinkのヒットを受けてシングル・カットされたので、一番遅いリリースになります。